今日、日本は投票日。
そして選挙や投票日と聞くと、イタリアに住んでいた頃に
常にハラハラしていた事を思い出す。
というのも、投票所は学校の校舎を使う事が
一般的なのだが、準備と開票作業のため
投票がある度に何日も学校が休みになるのである。

たいてい日曜日が投票日なのだが
まず金曜の午後が休校となる。
さらに投票日翌日の月曜、さらに火曜日まで学校は休み。
共働きの親は選挙や投票がある度に
子どもをどこかに預ける必要が出てきてしまうのである。
おじいちゃん、おばあちゃんの家に預けたり
ベビーシッターを終日頼んだり
昔通っていた幼稚園に特別にお願いして
預かってもらったりと
それぞれの親は右往左往。
預かってもらう場合は、当然出費もかさむこととなる。
我が家も「選挙」と聞くと
「え~!!また学校休みぃいい?」
ただでさえ休みの多いイタリアの学校。
もうこれ以上、休まないで欲しいというのが
正直な気持ち。
しかも!
選挙の結果によっては「決戦投票」が行われることがある。
得票数一位の人の得票数が過半数に届かなかった場合、
得票数上位者に絞って決戦のための投票が行われることがあるのだ。
その場合、たいてい1回目の投票の2週間後に
2回目の投票が行われるため
2週間ごとに学校が2日半も休みになってしまうのである。
イタリアの選挙、本当に悩ましかったなぁ。
